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ホモなれ 後書き

これまでのシリーズまとめての後書きになります
ネタバレ&解説満載なので折りたたんでおきました。
Twitterなどで小出しに語っていた部分も含みますので情報が重複したりしますがご了承ください。

では以下、全シリーズコンプ済&ホモが大丈夫な方はお進みください

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ということで全6作にわたって続いてきましたホモになれなくて、完結です。お付き合いくださった方々、ありがとうございました…!プレイしてくれた方、作ってる私を応援してくれた方、応援する気はないけどスルーしてくれた方、すべての方々に感謝致します。…元がエロ同人屋ですから「ホモはもういいからエロゲ作ってくれ」という意見はありましたので…!

という通り、男女のエロゲしか作ってなかった当サークルです。むしろ同人活動歴はもうン十年になりますがこれが初BL作品ですwずっとBLは見る専と言いつつ数作品しか触っておらず商業BLゲーは一度もプレイしたことが無かったんですが。ふとBLゲーをちゃんと遊んでみたいなと体験版をDLしてみて「…あれ何かイメージと違う、私が遊んでみたいBLRPGはこうではなくて…ええと例えばー…」

「ホモになれなくて」
という経緯で完成しました第一作目、わたしのおもいついたりそうのホモゲーってヤツです。本当に2日で作ったのですが今振り返るとよく作れたなと思います勢いです。まずツクールRTPキャラだけでRPGを作る、っていう基本中の基本を今までやったことがなく一度やってみたかったというのもありましてアーネストとテレンスの2人を選びました。すごい適当に「よしこの2人をホモらせよう!」と思いついて。それ故に、のちに「何故この人絵が描けるのにデフォのキャラでゲーム作ってるの」という疑問を大量に投げつけられる羽目になるとは思っても居ませんでした…orz

「俺とホモと幽霊屋敷」
まさかの2作目。1作目を出した時ちゃんとあれで物語は完結のつもりでした、が「続きは無いのか」など意見をいくつかもらったりホラゲの話題になってて急にフッとネタが降りてきたと思ったら作り始めていました。1作目からほとんど間をあけずにまた勢いでここからBGMは素材屋さんから借りCGも描くようになりました。およその方がこの2作目を一番推されますw確かに自分で見てもテンポの良さとホモ具合が全作通して一番うまく凝縮されてるかなと。この辺りから実況プレイ動画がすごく増えて驚きました。その分いろんな意見が見れて面白い反面反省点も多く見えて勉強になった気がします。そしてこのあたりからアーネストとテレンスの2人についてやっとキャラの方向性が定まったかなと。ここからテレンスはピアノを披露し始めますが「Je te veux」(サティ作曲)とのっけから濃いです

「空と海と大地と呪われしホモ」
そして愛着が深くなってネタを思いついて居ても立っても居られず出しました3作目。主にアナザーエンドを作りたいが為に構成したと言っても過言ではないです。記憶をなくしてもう一度同じ人に恋をするっていうのは恋愛物で定番中の定番ですが、あえて二度目の記憶喪失という所にツッコミ集中しましたw後エンド分岐フラグがわかり辛いですねハイ…でもシナリオ構成としては作者的にシリーズ中一番気に入ってます。そういえば特に細かく説明してないと思いますがこの話より少し前にイザベルとリックが加わった4人パーティでギルドの依頼をこなす旅を何日かしてたという設定です。それとアーネストとテレンスが互いにちょっとずつ心境が変化ないし自覚し始めた頃になります。ちなみににゃんにゃん煩い上に下ネタがハイテンションなのは具合が悪いのを誤魔化すためです。今回のピアノ曲は「愛の夢第3番」(リスト作曲)、他挿入クラシックはショパン「ワルツ嬰ハ短調」・ドビュッシー「沈める寺」・ドヴォルザーク「スラブ舞曲」

「ジャックランタンはホモの夢を見るか?」
番外編と言いつつ旅の行程としては順番通りです。一度季節もののゲームを出してみたくていきなりパズルゲー製作にチャレンジそして困惑するプレイヤーたち(RPGからADVからパズルってシリーズ通してジャンル変わり過ぎ)いえまあこの番外編に関してはスルーしても話として困らないのではっちゃけてみようかなと。唯一の手描きタイトル&サブキャラが手描きアイコンです。ちなみにテレンスが勝手に人ん家のベッドで寝て登場するのはあの時点から風邪ひいててダルかったからという裏話。

「この世の果てで恋を唄うホモ」
だいぶ間が空いての製作、1か月の間に5作も没るという体たらくでシリーズで一番苦戦しました。主に舞台とクレハの立ち位置と自覚した気持ちをどう表現するかという部分で(ちなみに没った5作は全部船内でなく無人島だったしセイレーンはいなかった)会話が肝になるADVなのに無人島という舞台がまず無理ゲーでしたね…(早く気付け)でもトゥルーのアーネストのあのセリフは元々言わせるつもりはなかったのに気付いたら流れるように打ち込んでました。主に冒頭の結婚式で出オチするのが今作の目的でした(没った中で唯一引き継いだセリフとシーンここだけ)ので、そこまで今回進めてしまったのは作者でも想定外。やたらとアーネストのツッコミが暴力的なのはまぁ冒頭の夢見のせい~ラストの結論に至ります(葛藤→受け入れた)。メイン曲は「セレナーデ」(シューベルト作曲)、挿入クラシックはサティ「グノシエンヌ」・ドビュッシー「夢」「アラベスク」・バッハ「クラヴィーア」、ちなみにタイトルBGMがすごく好評でしたがあちらは素材サイトさんの曲でタイトルは「千年桜」です。さらについでにクレハの名前は桜にちなんでつけました

「世界の中心で愛を叫んだホモ」
作り始めるまで一番間が空いてしまったと思います…その間悩んで作ってたのではなく他の事してました。でも一応話は考えてたんですええもちろん言い訳ですがw当初の目的であるアーネストの仇討ちが主軸かつ前作ラストがああだったためギャグ度はすごく控えめになってしまったのが悩みどころでした。この期に及んでツンツンしてホモを否定する言葉が吐けるわけがないしテレンスも空気読まずにテンション上げるわけにもいかない。そしてここにきてやっとアーネストの過去を公開です、時々ステータス欄のその大仰な「魔剣を継ぐ者」っていう二つ名は何なのって言われてましたが最後の最後で解答。魔法剣は自身(剣)を持ってる剣に憑依する感じで魔力を乗せてると考えていただければ。ノーマルとトゥルーのその後においては魔剣はカイルがなんとか抑えきったと思っていただきたい(魔剣が取り憑こうとする間もなく夢魔が取り憑いてるので隙を付けない)今回色々詰め込んでゲーム内での説明がいつも以上に少ないですが、そこは脳内補完という魔法の言葉で。ピアノ曲は「愛の挨拶」(エルガー作曲)、一度使ってみたかった曲ですが、それ以上にアナザーエンドからタイトル曲へ繋がるパッヘルベル「カノン」の方が印象強いかもしれません。

……と言ったところで気づくと1年かかってこのシリーズを作ってました。いや自分でびっくりです。前述の通りふとした気まぐれと勢いで完成して、ここまで続くと思ってませんでした。本業のエロRPG製作の合間の息抜きだったんですよ…でもその無計画さかつ気軽さがかえっていい結果になったのかもしれません。そして色々な方から反応をもらい、それがこのゲームに関してのみならずいろんな場面で原動力になりました。重ねて、プレイして頂いた方々にお礼を申し上げたい気持ちです。

後は裏話や設定などの解説になるかな

●2人の旅の時系列は
5月末 ホモになれなくて
7月頭 俺とホモと幽霊屋敷
9月頭 空と海と大地と呪われしホモ
10月末 ジャックランタン
12月頭 この世の果てで恋を唄うホモ
2月中 世界の中心で愛を叫んだホモ

って感じです。途中までは製作月と旅の季節が大体一緒だったので良かったんですが最後だけ時季外れになってちょっと悔しいですwまだ出会って1年にもなってないのになんだか凄く長い間旅してたような気分。

●イザベルとリックについて
なんとなくサブキャラに選んだ2人です、こちらの2人も真っ当な関係とは言い難い。少なくとも両方が3作目の試練の塔に単独で入れない程度には心に歪みがあるかと。ちなみにイザベルは何度も転生してるけど赤子からやり直してる訳ではなく脳+人格を他の体に移してるようなものと考えて頂きたい。そして王子様とテレンスは完全に無関係ですが、好みの面だということです。素直じゃない(イザベルのアーネストへの好意は、恋愛的なものではなく庇護的なものです)何も忘れたくないのがアーネストで、嫌なことは忘れたいのがイザベル。最終作でこの2人がテレアネに絡むのは、そこに自分を重ねやすいからですね。この2人で外伝をという意見をちょいちょい見ますが、多分作らないかなあと。ちょっと内容が重すぎるしなによりこの2人だけだと戦闘バランスがすこぶる悪いと思いません…!?

●カイルについて
めっちゃアーネストのお兄さん役です。戦闘大好き元傭兵、魔剣を継いでからは各地で転々と傭兵稼業をしていたと思われる。長生きとか平和な暮らしを求める方では無かったので割と生き急いだ暮らしの方が性に合ってました。師匠を斬った後にアーネストの父母も斬ったのはもう助からない虫の息だったので楽にしてあげたというのと、師匠への恐怖や恨みを自分へ移そうとするためです。

●アーネストについて
他人を嫌えない何も捨てられない少年主人公。お気づきの方はお気付きでしょうが、まず1作目からテレンスにアタックされてても「気持ち悪い」と思ってないし友達にならなると言ってる時点で逃げられなかったような気がします。師匠のことも憎みきれなかったはず。端っから死ぬつもりの1人旅だったのに、テレンスの同行を許したのは多少年上の強い男に憧れがあったのと自分と同じように自分を大事にしない感じが放っておけなかったのかもしれない。途中からはその好意が本当に純粋な好意ではないと気付いてむしろ逆に惹かれていったと思われます。

●テレンスについて
真正ホモ。常に自分の意志が無く自分の場所を求めて、ホモの振りをして本当にホモだと気づいた時には手遅れだった。半分自分探しの旅をしていた人みたいです。記憶喪失になった時のテレンスもやはりテレンスで、1作目も3作目の時も言ってる言葉はおよそ本心です。むしろ3作目アナザーテレンスが素の状態に近いかも。長生きするつもりもなく故郷に戻ってアーネストに会って、もう少し意義のある生き方をしたいと最後の賭けのように縋り付いて旅に同行したのかもしれない。そうやってもう演技なのか本心なのかで迫っているうちに完全に惚れてしまったのは自分でもビックリでさらに応えてくれたことにもビックリなんでしょう。

●おまけ話
最終作アナザーボス魔剣のデザインはアーネスト+ガイコツモチーフお面です。お面です(最近のハマり)、夢魔もお面被ってますええ。登場するモンスター娘が大体メカクレ(前髪で眼が見えないデザインのこと)なのも単なる私の趣味です。

聖騎士時代のテレンスは上司や同僚と共にあちこちの戦場へ行ってました。聖騎士の称号は特殊な呪いみたいなもので他国へ寝返ることや私欲などに利用されないよう大体20歳で洗礼うけて10年間という期限付きの時限爆弾みたいなものを抱えてそれを源にして力を振るえます。職務を10年まっとうし引退&返上することで解放されるけれど、それより戦場で死ぬ確率の方が高い模様。

トゥルーの後結局アーネストは悪夢と付き合い続けることになりますが、おそらくは少しずつ見る回数が減って最後には消えることになると思います。カイルが言うように、楽しい思い出で埋め尽くしてもらえたなら。